キシダ式Songwriting Notes

オリジナルソングのこと、自己流の作詞作曲について、綴っていきます。

シンデレラ、あるいは小さな恋の予兆。


今回のことは、ブログに書くかどうか迷っていた。
投稿するタイミングとしては、早いような氣もする。

とは言っても、今書き残しておかないと、どんどん忘れていってしまう。

(以下、この小説のネタバレを含む内容なので、ご注意を)

さてどうしよう?と思っていたとき、読んでいた小説にヒントを得た。
実はまだ読み終えていなくて、本当にそういう内容なのかはまだわからないのだけど。
まあ違くてもいい、そうすればいいのか、ってヒントというより、答えをもらった。

「予約投稿にすればいい」

下書きのままでおいておく、というのも考えたのだけど。
予約投稿のことは頭になかった。

その小説は、『クジラは歌をうたう』/持地佑季子・著。
【結婚を半年後に控えた30歳の拓海は、12年前に死んでしまった、好きだった女の子・睦月のブログを見るのが日課。ある日、それが更新され、拓海は誰が更新したのかを知るため、没交渉だった高校の同級生に会いに行くが…】

まだわからないけど、たぶんこれ、予約投稿じゃないのかなぁって思ってる。
別にミステリー作品とかじゃないから、凝ったトリックとかではないはず。

いずれにしても、ぼくもそうすればいいやって。

さて、前置きが長くなってしまった。
予約投稿がちゃんと働けば、これは2023年4月1日に投稿されるはずだ。



夢を見た。
やけにリアルに思えた。

外国のような街並み、そこにいた女性も外国の人のよう。
名前を言っていたような氣もするし、日本語じゃなかったからわからなかったのかもしれないし。
彼女は、「Cinderella」と言ったようだった。

たぶん、面識はない。
起きて思い返してみたときには、もう顔もはっきりとは覚えていなかった。

けれど、その女性と恋仲になるのだ、という予感?だけが漂っていた。
その感覚が、目が覚めてからもしばらく残っていた。

「こんな歳だし」とか、「結婚しているから」とか、恋愛にはそんなものは関係ないと思っていた。
思っていながら、自分にはもう「恋をすること」なんてないだろうと。
言い聞かせていたのか、やはり思い込みなのか。

それが正夢なのか、それはわからない。
それよりも、まだ自分に新たな恋があるかもしれない、ということに衝撃があった。

一方で、今は恋愛なんて必要ない、とも思っている。
もう、あの感覚を大事にできる氣がしない。
恋愛に限らずだ、人との関係でも、自分はコミュニケーションが本当にニガテだ。
うまくいったためしがない、そのことで今もよく落ち込む。

でもだからって、決めつけることはないんだな。
うまくいくものが、うまくいくように必死になることが、急に出てくるかもしれない。

突然、出逢うかもしれないのだ。

わかりきったこと、なのに、全然わかってなかった。

これを、歌にしておこう、と思った。
現段階で、まだ書けていないけれど、仮タイトルは「Cinderella」。

 /岸田知之(吟遊ソングライター)