キシダ式Songwriting Notes

オリジナルソングのこと、自己流の作詞作曲について、綴っていきます。

その後の、花桃の咲く頃に。

今週のお題「小さい春みつけた」

こっちのブログで、お題に挑戦するのは初、だったかな。
「どんなところに春を感じる?」/「小さい春みつけた」というお題。


ところで。

自作曲は、最初の頃は「季節感」を出さないようにしていた。
季節感の異なる時期に歌いづらくなるから、という理由で。
レパートリーが数少ないと、それだけで選択肢が狭まってしまう。

まあ、夏に冬の曲を歌おうが構わない、というのでもいいのだけど。
やはり、暑い最中に雪の歌を歌おうとは思えない。

だから、クリスマスソングなんて、もっての外、だった。

ただ、レパートリーが増えてくると、今度はいろいろテーマがほしくなってくる。
歌詞には、暑いか寒いかの、どちらかの体感も必要になってくる。

大雪の日を題材にした『たいせつな一日』も、クリスマスを意識した『さんたさん』も、そうして生まれた。
そして、『花桃の咲く頃に』も。


栗東に住んでいた頃、「下戸山マルシェ はなもも市」というのがあって。
はなもも市☆ - とむやんの氣まぐれ雑想記 (hatenablog.com)

2015年の11月(第二回)と、2016年の4月(第三回)に関わらせてもらった。
たぶん、この二回目の開催の後、曲の構想を思い付いたはず。
三回目のときのステージで、披露。
花桃の咲く頃に - とむやんの氣まぐれ雑想記 (hatenablog.com)


ただ、このときの歌詞がしっくりこなくて、ずっと封印していて。
2020年に大幅に書き替え、それもある理由で締め切りに追われて、妥協した部分があって。

今度こそちゃんと書き替えようと、先月からリライトしていた。
結果、とてもいい歌詞になったと思う、メロディーともうまく馴染んだし。

花桃の咲く頃に』は、まさに春を感じさせる曲。
近々、宅録する予定。

(↑マルシェには、川津農園のどうぶつたちが来ていた)


オリジナル曲を、1月から12月まで振り分けたとしたら、どうなるだろう?
そんなことを以前、思い付いて。

そのとき調べたら、つじあやのさんが『CALENDAR CALENDAR』というアルバムを出されていた。


これがまた、とてもいいアルバムだったので。
自分でも、とりあえずリストをつくってみたくなった。

一方で、ずっと季節感を入れないようにしていたし、レパートリーが少ないのだから、今あるものだけでは難しかった。

むしろ、そこも狙いだった。
12曲必要なので、新たにつくる必要が出てくる。
月ごとにテーマになる題材があって、それを元に曲をつくることができる。

ちなみに、つじあやのさんは、このアルバムのために全部書き下ろした、のか?
プロデューサーも変えて、一曲一曲音楽性も違うから、すごくおもしろい作品になっている。

自分は、ここまでできないけれど。
何曲か追加でつくるきっかけになるのは、いいなと思った。

それに、ひと月に一曲だから、レパートリーのバランスもよくなるだろう。
マルシェなどで演奏するときに、どの季節でも対応できるのがいい。
実際には、ライブで演奏しにくいものもあるかも、だけど。


あきらかに「夏」を意識した『夏だぜ(仮)』という曲は、サビだけはなんとなくできているものの、それ以外が全然進んでいない。
(しかももう、3年くらい経ってる)

ひとまず、『花桃の咲く頃に』はこれで完成した。
花桃は、やはり3月、ということになるだろうか。
この曲は、「花桃の咲く頃」よりもちょっと前の時期、を想定している。
冬ごもりで春を待つ、そんなイメージ。

歌詞は、tumblerに載せた。

AKUTA Tomonosuke on Tumblr: 『花桃の咲く頃に』



お題に話を戻すと。
ここ最近、ものすごく眠い。
花粉症のせいもあるだろうけど、とにかく寝ても寝ても、ひたすら眠い。

春が来たんだな、と思う。

歌詞を思い付いて、でも眠くて寝てしまって。
次の日になると、なんだこれ?と思うこともあるし、やっぱりこれしかないと確信することも。

眠いと作業は進まないけど、案外いい効果もある。

春、と関連するのかはわからないけれど。
最近、「しずかなインターネット」をはじめた。
はてなブログはすっかり書けなくなっていたのに、そっちは今のところ書けている。

それが呼び水になって、このブログも書いてみた。

新しいことをはじめるには、春はやはりうってつけだと思う。

 /芥知之介(吟遊ソングライター)